アメリカのテネシー州在住中に車を購入した。人生初体験となったこのイベントを記録しておく。
アメリカはご存知のとおり車社会。電車等の交通手段が整備されている都会に住んでいるお金持ちは別として、一般庶民は車がないと生活できない。バーガーキング、ウォルマート、スーパー、リカーショップ、ショッピングモール、などなど、どこに行くのも車。無料の高速道路のようなものであるインターステートが整備されているので、車での移動が便利なのだ。
そういうわけで私も車を買うことになったのである
とりあえずネットで軽く下調べしてみると、中古車店が市内に何店か見つかった。価格帯としては50万円~300万円程度まで幅広く、しかも「ask(要問い合わせ)」みたいな表示があったりして値段が分からないものもある。もしかしたら値段はあってないようなものなのでは。
とりあえず最大でも2年くらいしか使わない予定だったので、あまり高価な車ではなく、「2年無事に乗れる」程度の車でいいやと思っていた。予算は100万円前後とした。
目星をつけた店に出かけていき、実車を見せてもらった。半数くらいは日本車で、トヨタ、ホンダ、日産、など。現地では日本車は購入時も高いがリセールバリュー(手放すときの売値)も高いと言われ、人気らしい。特にも目を引いたのはピカピカのホンダのVEZEL(黒)。「カッコいいなぁ~」なんて思いながら価格を聞いたら200万円だったので諦め。
その他に気になったのはBMW、アウディなど。せっかくアメリカで乗るなら外車もイイなぁと思ったが、良い車は予算オーバーだし、予算内の車はかなり年式が古かったり、何かしら難があったり。
色々な車を見せてもらって驚いたのが、その走行距離。「え、走行距離150,000マイル?!こっちのは200,000マイル!」
注意ポイント
200,000マイルは約320,000kmです。
一桁おかしくね?!アメリカでは中古車の人気が高く、店長曰く「100,000マイル(約160,000km)なんてまだ慣らし運転だよ~HAHAHA」みたいなことを言っていた。恐るべしアメリカ。
購入した。
結果、予算内で収まるコンパクトな車を購入した。契約自体はその場であっさりと進んでいく。必要書類にサインをしていって終わり。そこからもう運転して帰ってよろしいとのこと。
本体が90万円程度、その他諸費用全てコミコミで100万円に収まった。自動車税的なものと手数料的なものは合わせて500ドル程度であった。さらに500ドル追加でロードサービス等の補償が1年付けられるとのこと。万が一を考え、それも加入。なぜなら日本のような車検制度のないこちらの車はいつ何時何が起こるかわからないので。。。
また、別途自動車運転保険にも加入した。こちらは保険会社に行って手続きした。年間約1,200ドル。支払方法は月払いか半年払いか年払いが選べたが、やめる時には返金されるとのことなのでとりあえず年払いで一気に払うことにした。
これにて一通りの手続きが完了。あとは車両購入日から1週間程度でナンバープレートが購入元の中古車店に届くので、自分で受け取りに行く。それまでは仮のナンバープレートを付けて走行できる。仮のプレートは耐水紙でできたようなペラペラのヤツで、高速走行したら飛んで行ってしまうのではないか不安なヤツだった。
ポイント
ナンバープレートはマイナスドライバーで自分で取り付けよう。
日本のように封印とかないんでね。普通のドライバーで自分で取り付ける。え、こんなんでイイの?ってくらい簡単に付けれる。
(ちなみに車両を手放す際は、ナンバープレートは処分してもらうか貰うか選べる。私は記念に貰ってきた。これは自分へのとても良いお土産になった。)
ということで、アメリカで車を買う費用は以下のような結果となった。
- 本体費用 ピンキリだが、とりあえず乗れれば良いなら3,000ドルくらいからある。値切れるので、値札は信じてはいけない。
- 諸経費(税金込) 500ドル程度
- ロードサービス等 500ドル/年
- 自動車運転保険 1,200ドル/年(途中解約すれば返金有り)