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知ってた?!日本とアメリカの自動車運転ルールの違い3つ

現在、米国テネシー州で生活中。アメリカは車大国。本当に車がないと不便です。

私自身、アラフォーなもんで、日本での運転歴は10年以上ある。社会人になってからはずっと自家用車での通勤生活を送っていたので、車の運転には割と自信があります。

ところが、、、いざアメリカの公道に出てみると、右側通行、左ハンドル、シフトレバーが右、ウインカーとワイパーの位置が逆、すべてが逆転の世界。私は鏡の中の世界に来てしまったのか(汗)。しかも周りのパンピーはスピード狂が多く運転が荒い。(泣)ちょっとしたことですぐにクラクションが鳴り響く。

そんなこんなでアメリカの公道での初運転は、体が石になるのを感じました。日本での運転とはあまりに感覚が違いすぎて、免許取りたての20代前半の頃を思い出す。(あ、ちなみにアクセルとブレーキの位置は日本と同じなのでご安心を。)

慣れるまでに1週間ほどかかってしまった。自然に運転できるまでは1か月近くかかっただろうか。今ではやっと意識せずに普通に運転できている。周囲の車にもビビらなくなった。

これからアメリカで運転する予定の人、アメリカの交通ルールに興味がある人に向けて、日本の交通ルールと比較して「これは割と大きな違い!」と感じたことを紹介します。ただし、州によって交通ルールが異なるため、注意が必要です。以下に紹介するものは私の運転する地域の交通ルールであることをあらかじめご承知おきいただいた上でお読みください。

ポイント

赤信号だけど右折はOK

赤信号でも、車が来なければ左右の安全を確認し右折してOK。裏ルールとかではなく、ちゃんと法的に認められています。例えパトカーが目の前に居ようと、赤信号での右折は問題なし。堂々と右折しましょう。

ただし、交差点によっては赤信号での右折を禁止しているところもあります。そういう所では「NO TURN ON RED(赤信号での右折はダメよ)」という標識が出ています。それでも普通に右折(信号無視)していくローカル民は多いですが(笑)

この「赤信号でも進む(右折する)」という行為は、「赤信号=止まれ」と小さい頃から脳にインプットされ続けている日本人にとっては、最初は非常に抵抗がある。なんだか悪いことをしている気分になってしまう。ホントに進んで大丈夫?とオドオドしながら進むことになる。でも、このルールのおかげで交通渋滞の緩和にもなるし、慣れてしまえばなかなか良い交通ルールだと思う。さすが合理主義の国だなぁと感心する。

日本のド田舎の交差点で、赤信号で待ってても左右から1台も車が来ないようなところには、このルールを是非とも取り入れて欲しいと願う。

ポイント

日中でもヘッドライトを点ける

これはルールというより奨励されていることなので必須ではないのですが、ほとんどのドライバーが日中もヘッドライトを点けて運転しています。最近は日本でもこういう車が増えてきたように感じます。対向車や歩行者に自車の存在をアピールするという意味で、安全に配慮し、奨励されている行動です。

ただ、時々、ハイビームのまま走っている車もいます。特にご年配の方に多い印象。ハイビームなのを忘れているのね。眩しいので気付いてちょーだい。

また、今では日本で販売されている車にも装備されることが多くなった、オートハイビーム、クルーズコントロールなどの機能は、現地車では搭載されている率が多いように感じました。特にも長距離、それこそ数100kmなど日常的に走ることが多いので、クルーズコントロールの装備率はかなり高いと思います。

ポイント

ビール1杯までは運転OK

厳密に言うと飲酒後の血中アルコール濃度0.08%という基準値はありますが、現地の人曰く「ビール1杯まではOKだよ~ハハハ(ほろ酔い)」とのこと。もっと言うと「ビール1杯につき1時間休めばOK」だそうだ。体質とか個人差ありありだと思うけど。。。

車でバーに行き、ビールを1杯飲んで本当にそのまま運転して帰ってしまう。またはランチタイムにビールを注文して飲み、やはり運転して帰る。というか仕事中でも普通にお酒を飲む人も少なくない。アルコールに対する考え方が根本的に違うのだ。アルコール分解能力に優れている体質に起因する部分も多いと思うが、日本の感覚とは大きく異なり、最初はとてもショックを受けました。

もし現代の日本でこれをやってしまったら。大問題になるでしょう。社会的地位を失う可能性も大きいと思います。交通ルールの違いを通して異文化を知ることができました。また面白いことを発見したら書いていきたいと思います。

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