英語学習者の中にはGoogle翻訳にお世話になっている方も多いと思う。私もその一人。いつもありがとうGoogle先生。
非常に便利なサービスであるが、英語学習に使う際にはメリット・デメリットをしっかりと理解しておく必要があると思ったので、今回はGoogle翻訳を英語学習に有効に利用する方法について紹介しようと思う。
Google翻訳について
Googleが無料で提供している翻訳機能。その精度はメキメキと進化し続けている(と個人的には思っている)。
ひと昔前はちょっぴり可愛くも思えるほどの意味不明な翻訳を叩き出してくれたものである。あの頃とは別ものかと思わせられるほど、最近はかなり意味の通る訳をしてくれるようになったと感じる。
対応言語数
公式ページによると、なんと100以上の言語に対応している。ちなみに世界の人口の半数は約23言語を話す人たちに分類されるそうなので、103言語という言語数はかなーり幅広い言語を網羅していることになります。しかも言語によっては機能が制限されている場合もあるが、『無料』。スゴすぎるよ、、Google先生。
参考までに、世界にはどれくらいの言語があるのか調べてみたところ、約7000らしい。これもスゴい。おなじ人類としてのDNAを持ちながら大陸ごと、地域ごとにそれほどまでに言語が多様化しているというのはもはやロマンである。
Google翻訳もいつか7000言語に対応する日が来るのではないだろうかと期待が膨らむ。
Google翻訳で何ができるの?
- 入力(Type)
打ち込んだ文章の翻訳。
- 会話(Talk)
音声入力によるリアルタイム翻訳。簡単な日常会話なら全く問題なくこなしてくれる。
- 撮る(Snap)
カメラで撮影した画像に含まれる文字を認識し翻訳。 - 見る(See)
カメラ越しの文字をリアルタイムで翻訳。未来を感じるとともにとても面白い。 - 手書き(Write)
手書き文字を認識して翻訳。 - オフライン(Offline)
スマートフォンアプリにデータをダウンロードしておくと、オフライン環境でも使える。通信量の節約になる。
使い方
Chromeなどのウェブブラウザから使う方法と、スマホアプリとして使う方法がある。まずはウェブブラウザで利用する方法を紹介する。
「Google翻訳」と検索しよう。

ウェブブラウザとしてChromeを使っている場合は、結果として次のような画面が出てくる。「テキストを入力」というエリアに、翻訳したい英語を直接入力するか、あらかじめコピーしておいた英語をペーストすると、右側の「翻訳」というエリアに翻訳結果が出てくる。
私はこの画面で簡易的にGoogle翻訳を使うことも多い。

次のように表示されたリンクをクリックすると、フル機能が使えるページに移動できる。先ほど紹介したものが簡易機能であるとすると、こちらが本機能という感じ。

リンクをクリックすると次のような画面になる。

使い方は先ほどと同じ。翻訳したい英語を直接枠内に入力するか、コピーしてきた英語をペーストしよう。

両矢印マークをクリックすると、翻訳元と翻訳先の言語を入れ替えできる。地味に便利な機能。

以上、使い方はとても簡単。他にも翻訳言語を変えたり、音声入力したり、読み上げしてくれる機能もあるので、色々触ってみると楽しい。
メリット
さて、ここからメリット・デメリットに触れていく。まずはメリット。
- 長文でも一瞬で翻訳してくれる(ただし一度に5000文字までの上限あり)
- 音声入力に対応している
一度に翻訳できるのが5000字までという上限があるが、5000文字を超える場合は、5000文字以下に分量を分け、何度かに分けて翻訳すればOK。ちょっと手間ではあるが、優れた翻訳機能を無料で使えるということに比べれば余裕で目を瞑ることができる。まぁ、5000文字って結構な量なので、日常の英語学習に使う用途では全く支障ないと言って良い。
それより、実際に使ってみると分かるのだが、翻訳にかかる時間は一瞬。本当に瞬時に翻訳される。スゴいー。
また、音声入力にも対応しているため、タイピングに慣れていない方でも使いやすいのもありがたい機能である。英語学習者なら、英語から日本語への和訳モードにしておいて、英語を話してみよう。話した英語がちゃんと表示されるかどうかを確認することで、自分の英語の発音チェックにも使えてしまう。ちなみに音声入力機能はスマホアプリでの利用をおススメする。
デメリット
- 1単語のみを入力した場合、訳は対応する1単語しか表示されない
- 元の文章に改行が含まれている場合、文章が途切れていると認識され、翻訳がうまくいかない
最大のデメリット、これは英語学習者に限らず、Google翻訳を使う皆さんにお伝えしたいことだが、
単語を調べたい時には使っちゃダメよ。
ご存知のとおり、日本語と英語は全ての単語の意味が必ずしも一対一ではない。英単語一つにも様々な意味があり、それは文脈によって変わってくる。日本語も同じだよね。
現時点でGoogle翻訳は入力した英単語に対してひとつの日本語訳しか返してくれない。(私はこれを、「他の意味は自分で調べなさいよ」というGoogle先生からの愛だと受け止めている。)
単語の意味を調べたい時は素直に辞書サイトを使うのがおススメ。ちなみに私のお気に入りの辞書サイトはWeblio。Weblioみたいな辞書機能がGoogle翻訳に備わったらもう神だと思う。
また、元となる文章をコピーペーストする際に起こるエラーとして、文章の途中に改行が入っていると、改行の位置で途切れ途切れになって翻訳される。これは、PDFファイルの文章をコピペした際によく起こるので注意しておきたい。なので、文中に改行があるような場合は、手作業で改行を削除してからGoogle翻訳の翻訳エリアにペーストしよう。
欲を言えばGoogle翻訳がこのような不自然な改行を自動的に認識して勝手に補正してくれるようになったら、もっと使いやすくなるのになぁと思う。今後の技術の進歩に期待。
使い方のコツ
さて、メリット・デメリットを抑えたところで本題となる英語学習へ活用するコツをお伝えしたい。それは日本語の長文を英訳する際の補助として利用することである。つまり長文英訳の練習。
短文であればそれほど厄介ではないのだが、長文となると様々な言い回しや語彙が必要になってくる。そんな時に活用することで、英訳力、文章作成力がアップする。
手順としては次のような感じ。
- ワードやメモ帳などのテキストエディタを使って元となる日本語の文章を書く
- まずは自分で英訳してみる(これがスゴく大事!)
- 日本語をGoogle翻訳にコピーペーストし、Google先生の英訳を見る
- 出てきた英訳と自分の英訳を見比べて、自分の文法的間違いを正したり、単語の使い方を確認する。また、「大体良い英訳できてるな!」と感じたら、より良い英訳ができないかさらに自分で考えてみる。
これを繰り返すことで、正しい文法や自分では生み出せなかった語彙などを習得することができ、英語力が成長する。最初からいきなりGoogle翻訳に頼るのではなく、どんなに間違いがあっても良いので、まずは自力で英訳してみることが英語力アップの秘訣。
ちなみに、ブラウザを使う場合は、翻訳元の文章を枠内に直接入力しても良いのだが、何らかの原因で途中で文章が消えてしまったり、うまく入力できないと時間が無駄になり悲しい思いをする。なので、翻訳元の文章はワードやメモ帳などで作成し、コピーペーストでGoogle翻訳の枠内にペーストすることをおススメする。
また、翻訳元となる日本語文章を準備する際に気を付けると良いポイントがある。それは、丁寧な日本語を使うことだ。
例えば、
「明日遊びに行っても良い?」
と書くより、
「明日、私はあなたの家に遊びに行っても良いですか?」
という日本語の方が、結果としてより正しい英語を導くことができる。
実際にやってみると、
「明日遊びに行っても良い?」→(Google英訳)「May I go tomorrow?」
「明日、私はあなたの家に遊びに行っても良いですか?」→(Google英訳)「May I go to your house tomorrow?」
となる。
つまり、最初の日本語の文章を書く際に、「誰が」「いつ」「どこで」「何を」といった情報を漏れなく入れた丁寧な日本語を作成することが大切。
「そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれないが、意外とこういう部分に気付かず、Google翻訳の力をうまく使いこなせていないことがあるのだ。
まとめ
Google翻訳を英語学習に利用する際は、メリット・デメリットを知った上でうまく使いこなそう。ここで紹介したような方法の他にも、自分ならではの使い方を是非編み出して欲しい。
また、Google翻訳が100%正しいとは限限らないので、あくまで補助的なツールとして使うということは常に覚えておこう。
信じられるのは自分自身の英語力である。
AIによりこれからますます翻訳精度がアップし、英語学習が不要になる日が来るんじゃないかと内心ハラハラする。しかしそうは言っても、英語で直接コミュニケーションができるということはやはりアドバンテージであり、何よりとても楽しいことだ。これからも色々な便利なツールを駆使して英語学習を続けていきたい。